日記 : 午前中の夏

朝少し遅めに起きて、昨晩からつけていた除湿を切り、ゴミを出し、手を洗って、パンを焼いて。そろそろジャムを買おうかなと思いながら、日頃塗っているバターの瓶を開ける。

今日は大家さんの庭が物静かで、蝉の鳴き声は遠くの公園からうっすらと聞こえてくる。パンを食べながら音量を絞ったテレビをぼんやり見ていると、生暖かい気温の中、涼しい風がときどき入って来る。日曜にキャッチしたブーケの優しい香りも混ざって、心地が良い。このじめっとしたうっとおしい暑さと、気まぐれにやってくる涼しい風は緊張感がなくて、ひとりでぼんやりと過ごすには丁度良い。じめっとした重たい空気は不快に感じることがほとんどだけど、この時ばかりは快適なように思えてくる。

パンを食べ終えて身支度をした後、電車に乗る。冷房のよく効いた、汗をかかない場所。快適に過ごせる、どこか緊張感の高まる場所。

もう少しだけ自然体で、過ごしたいものです。